【切迫早産ろぐ】切迫早産の治療詳細

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【切迫早産ろぐ】はじめに - 4人家族の家計簿ろぐ

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当時の記録と記憶から素人が書き起こしたものなので、あくまで参考程度に。具体的な治療の話なので専門用語あり&ちょっとお堅い文章です。

(切迫早産の情報を知りたい人向けかも)

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総合病院に転院&入院して、主治医になった先生から説明された私の治療方針は、

 

  •  切迫早産は子宮口の炎症が原因になっていることがあるため、その炎症を抑えること。
  • 子宮の膜を丈夫にすること。
  • 子宮が収縮(妊娠さんの「お腹が張る」というやつです)すると子宮頸管が短くなる可能性があるので、子宮収縮を抑えること。

 

の3つで、具体的な治療は以下の通りでした。


〈毎日〉

・子宮収縮を抑える点滴の投与(24時間)

・検温、血圧測定、血中酸素測定

NSTノンストレステスト)で子宮収縮を測定

〈週1回〉

・内診で子宮頸管の長さをチェック

・膣内を洗浄

・腹部エコーで赤ちゃんの成長をチェック

・子宮口の炎症を抑える経膣剤の投与

・妊娠状態を継続させるホルモン注射

・血液検査

〈2週に1回〉

・妊婦健診


この繰り返しでした。

 

私ができることは、張り止めの点滴をしながらベッドに横なってひたすら動かないことだけ。(1日置きのシャワーとトイレ以外動かない)


点滴については、最初はウテロンという薬を使用。

NSTでお腹の張りが強く見られる度に主治医の判断で点滴の量を上げていき、最大量になったら、次はマグセントという薬を追加しました。


どちらの薬も副作用があり、特にマグセントは人によっては副作用が強く出る薬のようでしたが、私は腎臓の機能がよく働いているようで、副作用が軽い方のようでした。

それでも慢性的な火照りと怠さは辛いものがありました。

 

また、マグセントを使い始めると、マグネシウムが体に溜まってないかをみるために毎回尿量を測定し、紙に記録しなければいけなくなりました。これがまた面倒くさかった……。


お腹の張り止めを点滴ですが、私は以下のように点滴量が増えていきました。

 

24週5日 入院・ウテロン1A 3.0ml/h投与開始

25週2日 ウテロン1A 6.0ml/h

25週5日 ウテロン2A 3.7ml/h

26週6日 ウテロン2A 4.5ml/h

27週4日 ウテロン2A 5.2ml/h

27週5日 ウテロン2A 6.0ml/h(最大量)

28週5日 ウテロン2A 6.0ml/h+マグセント10ml/h投与開始

30週0日 ウテロン2A 6.0ml/h+マグセント12ml/h

33週2日 ウテロン2A 6.0ml/h+マグセント15ml/h

35週3日 ウテロン2A 6.0ml/h+マグセント17ml/h

36週2日 ウテロン2A 6.0ml/h+マグセント15ml/h

 

マグセントは最大量が20ml/hとのことで、マグセントを最大量にしても子宮収縮が収まらなかった場合は……そのままお産となるようです。


私は最後の砦の薬であるマグセントまでの増量のペースが速かった。

せめて肺がほぼ完成する34週まではお腹にいて欲しかったので、28週でマグセント開始になった時は不安でしたが、36週が過ぎてからは赤ちゃんの成長も十分になったということで投与量を17ml/h→15ml/hに減らしました。

普通の切迫早産の妊婦さんだと35週〜36週になると退院になるようですが、私の場合は逆子が直らなかったため37週1日まで点滴を継続し、予定帝王切開になりました。